2023年、5月3日から7日にかけて世間は休日でゴールデンウィークなどと言われていましたが、当院は「患者にも病気にも休みはない」がモットーなので2日のみお休みをいただけました。
コロナが落ち着いてきた頃合だったので絶っっっ対海外旅行したい!!!と闘志を燃やして夫氏と弾丸1泊2日香港旅行を企画して遂行してきましたのでその記録です。
休みがない、海外1泊2日なんて無理でしょ…と思っている激務な皆さんの力になればと思います。
Day1
夫氏、マイル修行者で紫組(JGC・SFC会員)故、LCCには絶対乗りたくない!と主張していましたが、まともな飛行機は当然まともな時間にしか出発せず、1泊2日しかない私たちはそれだと現地で遊ぶ時間が確保できないのでLCCで飛ぶことにしました。
6:35発の香港エクスプレスで現地10:15着。椅子がギシギシで、激務で全身凝り固まっているアラサーには辛かった…
まずはミシュラン一つ星を獲得した甘牌焼鵝へ。
ガチョウや豚バラのロースト、焼豚などの選択肢があり、どれか一つを選んでもいいし二種類選んで半分ずつにしても良い、という注文形態で、私はガチョウと焼豚、夫はガチョウと豚のローストを選びました。
ガチョウ、照りっ照りでジューシーで本当に美味しかった…中国特有のちょっとパサついたお米とベストマッチ。なんで日本にないの?最高!
30分近く並びましたが、並んだかいがありました。
焼豚はまあそこそこ。夫の頼んでいた豚のローストは口に入れると香ばしい香りがブワッと広がってかなり美味しかった。
後日中国出身の後輩に感動を伝えたところ、日本で食べるなら神保町にある粤港美食 二号店が一番と教えてもらいランチに訪問。確かに美味しかったけど甘牌焼鵝の感動には至らず。また現地に食べに行きたいなあ。
ホテルへ
話は香港に戻り、満腹になったあとは香港らしい景色を満喫しながらホテルに向かいました。
非日常を味わうのが今回の旅行のテーマだったため、ホテルは豪華にInterContinental Grand Stanford Hong Kongのクラブラウンジが使えるプランに。
すぐクラブラウンジのアフタヌーンティーに案内して頂いたためお茶の時間。(満腹だったのでは…?)
写真でいまいち良さが伝わらなくて悔しいのですが、青い空、青い海、香港島の高層ビル群を見ながら、TWGのあらゆるお紅茶が飲み放題、スイーツも控えめな甘さでクロテッドクリームたっぷりなスコーンが出てきて優雅なティータイムを楽しみました。
お部屋に入るとこの景色。ザ香港な景色が広がっていました。窓大好き人間には堪らない。ずっとここにいたくない…?と夫としばしお部屋でダラダラ過ごしました。
しかし忘れてはならない、私たちは1泊2日の弾丸旅行中。尖沙咀東部海濱公園(プロムナード)の散歩に出かけます。
香港のガイドブックでよく見かけるあれこれを見物。ブルース・リーの銅像の前ではしっかり同じポージングで写真を撮ったりと、しっかり浮かれた観光客をしてきました。
city superやMARKS&SPENCERで買い物をしたりしていると予約していた夕飯の時間。香港の北京ダックは最高の食べ物だと思っているので北京楼を予約していました。
いつかMott32の北京ダックを食べてみたいと思っていますが、今回は香港行きが決まったのが直前すぎて予約が取れず。また次回挑戦したい。
北京楼で北京ダック
高級中華に行けたのには訳があります。実は現地在住の私の父がここで参戦。
身もたっぷり、臭みもなく、皮はパリパリ、皮と身の間の脂から甘味が溢れる最高の北京ダックです。半羽注文だったので無かったのですが、1羽で注文すると側で捌いてくれるサービス付き。北京ダックはじめてな夫はとても喜んでいました。
北京楼は他の食べ物も美味しくて、中でも貝柱と卵白の炒飯はすごい。口に入れた瞬間あらゆる旨味成分が飛び出してきます。満腹・ほろ酔いで上機嫌で夕飯を終えました。
さて100万ドルの夜景へ
香港に来たからには夜景を見に行きます。まずはビクトリアピークからの夜景を楽しみ、その後尖沙咀に戻って香港島の夜景を眺めるプラン。
まずはビクトリアピークに登ります。行きは北京楼の側からバスで移動。途中に豪邸が立ち並んでいました。
100万ドルの夜景です。写真では伝わらなくて悔しい。函館とか東京の夜景は(ふうん…)とあまり感動できないのですが香港の夜景はすごい。文明というか、都市としての盛り上がりを強く感じました。
写真を撮ったりのんびり眺めたりして堪能。バーもありましたが北京楼で満腹になっていたので断念。
せっかくなので帰り道はトラムで。トラムの行列がものすごい長さになっており辟易としながら並びましたが結構サクサク進みました。数時間かかるかと思いましたが、香港のみなさまガッツがあり、限界まで人が乗り込むためかなり回転が良かった模様。
その後尖沙咀に戻りチムサーチョイ プロムナード からビクトリアハーバー、香港島を眺めました。海に夜景が映って綺麗。時折ドリアンを食べながらチルする若者たちによる香害に悩まされましたが他は最高。
この後ホテルに戻り、先ほどの窓から夜景見ながらお茶したりして就寝。クラブラウンジのカクテルタイムには間に合わず残念。
Day2
のんびり起床。
クラブラウンジ使用者だと、レストランのビュッフェとラウンジでの注文制の朝ごはんを選ぶことができます。食いしん坊の我らははしごすることに。
朝ごはんのビュッフェはまあそこそこ。ラウンジでは私はフレンチトースト、夫はワッフルを注文。かなり甘いですが美味しい。注文後に焼いてくれるのでほかほかのデザートをいただきながら、ポットで出てくるTWGを飲んで、のほほんと青い空を見ていると(30時間前までは働いていたんだよな…信じられん…)と異世界気分になりました。なんていうか、これこそが旅の醍醐味なのかもしれませんね。
その後有名なパワースポットである黄大仙祠に向かいました。
入り口で明らかに違法っぽいおばちゃん等が線香を売りつけようとしてきます。諸ガイドブックを見ると、「中に入ると無料の線香があるから、外にいるおばちゃん等の高額な線香を購入しないこと!」と書いてあるのでガン無視して中に進みました。
いざお参りしようとすると、無料の線香、ない。まじでどこにもない。
スタッフに聞くと「無いんだよね。地下で買って。」とのこと。無いんかい。そんでもって地下に行くと外にたむろっているおばちゃんと同額の線香が販売されていました。安くないんかい。
大人なので涼しい顔で購入していざお参り。なんかルールが難しくて合っていたのか分かりせんが、3箇所にバラバラに線香を置いてお参りしてきました。
黄大仙祠の中心地に、地面に膝をついてブツブツ言いながら筒状のものを振っているヤバい集団がいるのですが、どうやら香港流おみくじだったみたいです。
現地に来たからには集団に混ざって香港流おみくじしてみたんですけど、散々な言われようでした。まじで容赦ないな。
その後は現地のスーパー(どの旅行に行っても絶対に行く。大好き。)であれこれ調味料を購入して、若い子等が並んでいるHEY TEAとやらに並んで飲んでみました。
フレーバーティーの上にこってりチーズクリームの乗ったお茶でした。フレーバーティーは爽やかで夏の香港にぴったり!しかしチーズクリームは最後まで浮いたままで上手に飲めませんでした…アラサーが若い子の真似をしてはいけないね…
空港に向かう時間も迫ってきましたが、今回の旅で絶対に行きたかった場所、香港に唯一残るハンドメイド蒸篭のお店、徳昌森記に行ってきました。
到着してみると営業時間内なのにシャッターが…。勝手口が空いていたのでチラリと覗くと感じのいいおじさん(5代目店主の林植鴻さん!)とお姉さんがどうぞどうぞと招き入れてくださり、18cm大の蒸篭2段を購入。これで照宝の大きめの蒸篭に続き2つめの蒸篭です。
それにしても調理器具オタクにとっては最高の場所だった〜!
そうこうしている間に空港に向かう時間に。
(あれも食べたかった…これも食べたかった…)と名残惜しい気持ちになりながら香港空港へ。
香港空港で手荷物検査を受けた後、ゲートに向かうまでに20分くらい時間があったので
食い意地を張ってフードコートへ。まあ美味しかったけどこれなら手荷物検査前のクリスタルジェイドで食べるのがベストチョイスかなという感じ。ここにきて初日のローストダックの美味しさを痛感しました。
あっという間の1泊2日旅行を終えて深夜に帰宅。ヘロヘロでしたが、仕事のせいで旅行に行けない!とぶつくさ文句を垂れるよりは、ぼろぼろになりながらでも楽しい思いをして良いGWを過ごせたな、という体感。
スーパーでの購入品はこちら。李錦記のパウチの味付けセットは以前麻婆豆腐と麻婆茄子と回鍋肉を食べてなかなかにイケたので新しい味にチャレンジ。
また楽しく旅行するために頑張って働くぞ!!